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執筆者の写真Kanchi

水族館や博物館で見られる発光生物たち

今回は、わたしがこれまでに水族館や博物館などで見てきた発光生物をご紹介しようと思います。生き物が死んでしまったら展示は終了してしまうので、行けば必ず見られる訳では無いという点はご承知おきください。


  • 加茂水族館(山形県) 言わずと知れたクラゲ水族館ですオワンクラゲの一種(Aequorea victoria)の蛍光展示をしています。他にもオキクラゲPelagia noctilucaやサムクラゲPhacellophora camtschaticaが見られます。ヒドロ虫だと、オワンクラゲの他にシロクラゲEutonina indicansなども見られます。クシクラゲだとカブトクラゲBolinopsis mikado、ウリクラゲBeroe cucumis、シンカイウリクラゲBeroe abyssicola、トガリテマリクラゲMertensia ovum、Mnemiopsis leidyiなどが見れます。

図1.オワンクラゲの蛍光


  • 八丈ビジターセンター(東京都) ここでは、ヤコウタケMycena chlorophos発光を常設展示で見ることが出来ます(無料!)。

図2.ヤコウタケの発光


  • 沼津港深海水族館(静岡県) 大量のヒカリキンメダイAnomalops katoptron発光を見ることが出来ます。

  • 魚津水族館(富山県) マツカサウオやホタルイカWatasenia scintillansが展示されていました。時折、パニックになったホタルイカが光っていました。ちなみに、マツカサウオが発光魚であることは、魚津水族館が停電になった際に初めて判明しました。

  • 名古屋市科学館(愛知県) ヘイケボタルAquatica lateralis発光が通年見ることが出来ます。消えかけた発光バクテリアの発光も見ることが出来ました。


  • 海遊館(大阪府) シロクラゲの展示がありました。


  • 京都水族館(京都府) 蛍光展示ではないですが、オワンクラゲがいます。


  • 桂浜水族館(高知県) マツカサウオMonocentris japonica、ヒイラギNuchequula nuchalisが飼育されていました。


  • 足摺海洋館SATOUMI(高知県) マツカサウオ、ギヤマンクラゲTima nigroannulata


  • 豊田ホタルの里ミュージアム(山口県) ゲンジボタルNipponoluciola cruciataやヘイケボタル


  • 九十九島水族館海きらら(長崎県) 蛍光展示ではないですが、オワンクラゲが見られます。カブトクラゲやマツカサウオもいました。


  • ペンギン水族館(長崎県) なんとヒカリウミウシPlocamopherus tilesii が展示されていました。


  • いおワールドかごしま水族館(鹿児島県) ギヤマンクラゲやマツカサウオがいました。


  • 美ら海水族館(沖縄県) マツカサウオ、オーストラリアマツカサウオCleidopus gloriamaris、ヒカリキンメダイの発光展示が見られます。最近、キンメモドキParapriacanthus ransonneti発光展示もやっているとか。オビクラゲやカブトクラゲも見られました。それから、ウミサボテンやウミエラの一種も展示されておりました。運が良いとフジクジラも見られるかも?

図3.ウミエラとウミサボテンの展示


こうしてみると、クラゲやクシクラゲ、マツカサウオが多いですね。大抵の場合は光っていないませんが、加茂水族館や美ら海水族館などの一部の水族館では発光(蛍光)展示を行っているので見に行くと楽しいですよ。他にも、ここにこんな発光生物がいたよ!とか情報あれば、ご連絡お待ちしております。

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