top of page
執筆者の写真Kanchi

TV取材の裏話

更新日:3月4日

少し前のことですが、TV取材を受けました。放送後、YouTubeにアップロードされておりますので、以下のリンクから視聴することが出来ます。



Yahooニュースにもなったので、内容は同じですが、こちらから読めます。


さて、取材の裏話を書いてみたいと思います。そもそもなぜ一大学生が取材されることになったのか?これは本当にたまたまで、学内でやっていた研究発表会に南海放送さんが取材にきていました。このときも、当然カメラを向けられていろいろインタビューを受けたのですが、放送では全カットでした(泣)。記者の方が私の研究に興味を持ってくれて、日を改めてちゃんと取材したいとのことでした。そこからだいぶ月日が経って、ようやく取材という形になりました。


取材日は、ホタルミミズを大学内で採集してから、研究室でインタビュー、夜は梅津寺でウミホタル採集という流れでした。しかし、去年の11月は例年に比べて暖かくホタルミミズが全くいませんでした。取材の動画では、スコップでミミズを探している様子が写っていますが、あれは何もいないとわかっていながらホリホリしているのです。掘っている映像も様々なアングルから各5-10分撮影したので、けっこう大変でした。どうせ10秒も使われないだろうと内心思っていたのですが、いろいろ設定を変えて撮影しているのでしょう。全体を通してたった7分半の放送を制作することの大変さを感じました。ちなみにギャラはありません。大学教授ならまだしも、20そこらの若造を撮影してくれるだけ大変喜ばしいことですから。


そして、ミミズが確実に取れるようになった12月に再び来てもらい、本物のホタルミミズを見てもらうことに成功しました。なので、動画では2回分の取材を1回にくっつけているのでした。


ウミホタルはホタルミミズの反対で、寒くなってきてあんまり採れないだろうと思っていたので、採れすぎて逆にびっくりしました。エサはいつもカニカマを使うのですが、レバーに変えたことが吉と出たのかも知れません。ホタルミミズ採集が失敗に終わったあとだったので、ようやく撮れ高があってひと安心しました。


取材はめちゃくちゃ緊張して、カメラを向けられると自分でも何を喋ったかよくわかなくなってしまうのですが、幸いにも変なことは言ってませんでした。ちなみにこういう取材は、放送前に映像を見ることは出来ません。テレビ局のきまりで、放送前の映像を共有することは禁止されているそうです。


研究者人生のかなり早い段階でこのような経験が出来たことを嬉しく思います。取材に関わってくださった全ての方に感謝申し上げます。


いつかは、ダー◯ィンが来た! に出演したいと密かに思っています。発光生物はテレビ映えするポテンシャルの高いグループなので、論文をたくさん出して、少しずつ夢を叶えていきたいです。

閲覧数:36回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Opmerkingen


bottom of page